いつの間にか山や野、街や公園に黄金色の秋が舞い降りた。黄金色の絨毯が広がり、足元でカサカサと鳴る落ち葉の音に包まれると、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気分になる。
同じイチョウでも、それぞれ異なる景色を見せる仁川の秋の名所がある。今すぐ、最も美しい季節の中に飛び込んでみよう。
800年の歳月を重ねてきた、仁川大公園長寿洞イチョウの木
仁川大公園は樹木園、動物園、キャンプ場、ソリゲレンデなど、様々な施設を備えた仁川最大の公園だ。
仁川地下鉄2号線の仁川大公園駅と直結していて、アクセスも大変便利だ。
登山路に接している公園の南側には自然を感じられるスポットがあり、秋になると樹齢800年の長寿洞イチョウの木がその存在感を放つ。
長寿洞イチョウの木は公園の裏門のほうに行けば、近くで見ることができる。
高さ30m、幹周8.6mに及ぶ大きさにも圧倒されるが、長い年月の間、枝一本折れることなく美しい姿を保っていることに感心させられる。
葉が茂っていて、10月末から11月中旬にはその美しさがさらに際立つ。
イチョウの木の他にも、公園の至る所で秋を満喫できる。広い芝生でピクニックを楽しんだり、森林・木工体験プログラムに参加することもできる。自転車に乗って公園をゆっくり巡るのも秋を楽しむ良い方法だ。
秋が作りだす散策路、元績山公園イチョウの森
富平区元績山公園の秋は、まるで映画のワンシーンのようにロマンチックだ。中でも特に魅力的なのはイチョウの森。長い森の道を歩いていると、風に揺れるイチョウの葉が黄色い雨のように降り注ぐ。
イチョウの森の中には、至る所に木製のテーブルがある。黄金色のマットが敷かれたテーブルの上に弁当を広げると、それだけで完璧な秋のピクニックになる。レジャーシートに寝転んで秋の日差しを楽しむ人も多い。
元績山公園は登山路と繋がっていて、軽いトレッキングにもぴったりだ。バスケットボールコート、バドミントンコート、生態湿地、遊び場などの施設も充実しているため、家族連れのピクニック客にも人気が高い。
都会の中で澄んだ空気を吸いながら、日常から離れて静かな季節の移ろいを感じてみよう。
都会の中で出会う秋色のトンネル、ドリームパーク野生花団地
ドリームパークは、「ドリーム」という名の通り、夢のように美しい場所だ。昔は首都圏の廃棄物埋立処分場だったが、花や木を植え、1999年から市民の憩いの場として生まれ変わった。
サッカー場60面分の大きさを誇る広々とした敷地では、四季折々の魅力が楽しめる。
秋の主役はやはりイチョウ並木道。日差しを受けてキラキラと光る木々が作り出す黄金色のトンネルは、仁川市民の「写真映えスポット」として有名だ。シャッターを押すだけで、絵になる。
湿地散策路、岩石園、メタセコイア並木道、ピンクミューリー園、裸足の散歩道など、様々なテーマで構成されており、自然を感じながら散歩できる。コスモスやサルスベリの群落、菊が秋の情趣を感じさせる。
- 住所仁川広域市西区資源循環路170
- お問い合わせ+82-32-560-9940
- 利用時間10:00~18:00 (毎週月曜日定休)
黄金色の森と海が調和した完璧な秋の散策路、月尾公園
月尾山を中心に整備された月尾公園は、仁川の自然と生態系がよく保全されている場所の一つだ。西海に面した山の麓に位置し、鬱蒼とした森と広々とした海が一望できる。
散策路に沿って歩いていくと、保護樹に指定されたイチョウの木をはじめ、韓国伝統庭園、湿地園、月尾文化館などの見どころが次々と登場する。
月尾山の頂上にある月尾展望台に登ると、西海の水平線と仁川港周辺の島々が目の前に広がる。展望台までは歩いて30分、シャトルバスのムルボムカー に乗ると15分で到着する。
そんな月尾公園では、月尾島を一周する月尾海列車も欠かせない。
窓越しには、黄金色に染まる森と青い海、遠くに見える仁川大橋が織りなすパノラマが広がる。夕暮れ時になると茜色の夕焼けが加わり、忘れられない秋の水彩画に出会える。
月尾海列車
- 走行距離 6.1km、所要時間(一周) 約42分
- 利用料金
平日：大人11,000ウォン、青少年8,000ウォン、子ども7,000ウォン
週末：大人14,000ウォン、青少年10,000ウォン、子ども8,000ウォン
- 利用時間: 10:00~19:00 (毎週月曜日定休)
- お問い合わせ: +82-32-450-7600
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