旅の最大の魅力は、非日常的な風景がもたらすロマンにある。 コンクリートに囲まれた都市の向こうへ、潮風そよぐ江華島へ旅立とう。 屋根裏部屋に泊まれる小さな本屋をはじめ、氷が張る不思議な海辺など、心を和ませてくれる珍しい見どころがそこにはある。
オクトキ宇宙センターは、航空宇宙をテーマに様々な展示を行うテーマパーク。 宇宙科学博物館1階ロビーの標識に従って歩くと、太陽系旅行、火星探検、宇宙生活、月探検など、様々なテーマの展示スペースを見て回ることになり、しばらくの間だけでもロマンチックな宇宙の旅を楽しむことができる。
宇宙飛行士の訓練を間接的に体験できる施設もある。 代表的なものとしては、360度回転しながら乗り物酔いやめまいを克服できるように訓練する「サイバー・イン・スペース」、宇宙船で感じる重力加速度をあらかじめ体験できる「Gフォース」が挙げられる。 宇宙遊泳装置「MMU」に乗れば、ジョイスティックを使って好きな方向に動かしてみることもできる。有益な体験ながら、めまいを起こしやすいので気をつけよう。
オクトキ宇宙センターには、航空宇宙関連の体験・展示施設のほか、オールシーズンそり場、63頭の恐竜が隠れている恐竜の森、ギリシャ・ローマ神話の彫刻像が配置されているロゴスガーデンなど様々な付帯施設があり、特に家族連れに人気がある。
農家が立ち並ぶ素朴な田舎町の真ん中に、慎ましい佇まいの真っ白な建物が一軒建っている。 独立系書店「本屋視点(チェクパンシジョム)」だ。韓国語名の「シジョム」は「新たな始まりの始点(シジョム)」、「物事を見る視点(シジョム)」、「ある時点(シジョム)の瞬間」など、様々な意味を内包している。 書店の店主がそうであったように、ここを訪れる人たちがそれぞれの視点で自由に自分を探求できればという願いが込められている。
本屋視点は、「質問する勇気」「発見の喜び」「視点の転換」を基準に販売する本を選んでいる。 そのため、ベストセラーよりは人生の転換や変化について考えさせられる本がメインになっている。 誰でも気軽に本を読めるように、童話や絵本をたくさん置いているのも印象的だ。現在、本棚に並んでいる本は約2500冊。 平日に予約訪問して本を購入すると、店主がタロット占いをしてくれる。
本屋視点では宿泊もできる。本棚のある1階に2部屋、3階に1部屋の計3部屋あり、特に落ち着いた雰囲気の屋根裏部屋が人気。本に没頭したい、いろんな本を読みながらゆっくりくつろぎたいという人は、一泊するのもおすすめだ。
東幕海岸は江華島を代表する海水浴場。広大な干潟があって周辺には飲食店やカフェが多く、四季を通じて観光客が絶えない。冬将軍が猛威を振るう冬には、特別な見どころが一つ増える。干潟を覆い尽くす大きな氷の塊だ。
東幕海岸は淡水の流入量が多いため、干潮時に水位が下がると海水が凍りやすい。 そのため、冬に訪れると凍った干潟の上を歩きながら映える写真が撮れ、他ではできない体験ができる。ただし、割れた氷の隙間に足がはまらないように気をつけなければならない。
夕暮れ時に赤く染まる夕焼けと海辺の風景も、江華島旅行のハイライトと言えるほど美しい。東幕海岸の公営駐車場から徒歩10分ほどの分五里墩台は、海のパノラマ風景と夕日が見渡せるため、夕日スポットとして知られている。
Ye Flowは、家族連れの釣り人が多い吉亭貯水池の近くにある。 貯水池と堤防、山と平野が織りなすのどかな風景は、この20年間Ye Flowが守り続けてきたエモい雰囲気とマッチしている。 親に連れられて来た小さな男の子がやがて父親になり、自分の子どもを連れてまた来るなど、長年の常連客も多い。2014年にリフォームして外観は少し変わったものの、特有のエモさは変わらない。
Ye Flowには全6室の客室がある。2人部屋が2室、4人部屋が4室ある。客室はガラス張りで、どの部屋からも美しい貯水池の景色が楽しめる。仕切りのある独立したテラスで、貯水池を眺めながらバーベキューを楽しむこともできる。
併設されているカフェは真夜中まで営業しており、宿泊客がコーヒーやお茶を飲みながらゆっくりくつろげる。ここのマスコットは6歳のオウム「フロー」。言葉もよく真似して、カメラを向けるとポーズもとってくれる。
[Tip]
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