10月の仁川は紅葉が美しく染まる時期です。 雲一つない青空と黄色や赤に染まった木々を見ていると、秋の訪れを実感します。 また、天高く馬肥ゆる秋という言葉があるだけにおいしい食べ物も多く、秋が与えてくれる幸福感に笑みがこぼれます。秋の夜、コオロギの鳴き声とともに夜空に彩られた星を見るのも忘れられない思い出になることでしょう。
おすすめの旅行地
仁川最高の紅葉スポット
国内の紅葉名所の中でも欠かせない「仁川大公園」は、秋になると真っ赤に染まったケヤキの木でできた紅葉トンネルが有名です。特に明け方にはケヤキの間に空から光が差し、見る人の感嘆を誘います。また、「仁川大公園」の東門にある長寿洞(チャンスドン)の銀杏の木は、仁川広域市記念物第12号に指定されており、樹齢800年以上にもなる木です。今でもこのイチョウは村を守る守護の木として知られています。「蘇莱(ソレ)湿地生態公園」にある大規模なススキ群落地には異国情緒漂う風車もあり、風に揺れる葦と調和して秋の趣を感じさせます。富平(ブピョン)元積(ウォンジョク)山のイチョウの森には大きなイチョウの木が多く、秋になると落ち葉が積もって散策路がふわふわになります。元積山の登山路ともつながっており、気軽に登山することもできます。黄色く染まったイチョウの森で秋の風を感じながらのんびりとした時間を過ごすのに最適の公園です。「青羅(チョンラ)環境生態公園」には生態公園、体育施設などがあります。公園内には温室と広い芝生広場があり、施設物を見学しながら散策路に沿ってきれいに染まった紅葉狩りも同時に楽しめるスポットです。
江華島(カンファド)にある「伝燈寺」は、現在韓国にある寺院の中で最も古く、韓国の仏教史を物語っています。深い山の麓にある「伝燈寺」は、秋になるとお寺の周りに色とりどりに染まった紅葉を見ることができます。また、「伝燈寺」の庭には樹齢600年の美しいイチョウの木があり、その壮大さが感じられます。「広城堡」は高麗時代、モンゴルの侵入を塞ぐために築かれた城で、秋にはエギ紅葉が絶景をなすことで有名です。「席毛島(ソクモド)風の道」は江華ナドゥルギルのうち11コースで、総距離は16㎞ほどあり、完走するのに約5時間ほどかかります。海辺を歩いている途中に出くわすシチメンソウの群落はまるで海辺に赤いカーペットを敷いたような幻想的な風景です。韓国のガラパゴスと呼ばれる掘業島(クロプド)は、美しい自然景観を誇ります。秋に訪れると犬の頭の形に似ていることからその名がついた'ケモリ丘'と呼ばれる丘が一面チカラシバで覆われます。その上を鹿が自由に歩き回りながら草を食べる様子はまるで一枚の絵のようにも見えます。掘業島に行くためには徳積島(トクジョクド)を通らなければなりませんが、徳積島には西海最大の葦の群落地があります。葦は秋を代表する植物で、風に乗って揺れる葦の森の風景がとても魅力的です。
※ おすすめ :南洞区_仁川大公園(紅葉トンネル)、長寿洞 イチョウの木、蘇莱湿地生態公園(ススキ)
/ 富平区_元積山(イチョウの木の森)/西区_青羅環境生態公園(紅葉)/江華郡_席毛島風の道(シチメンソウ)
広城堡 エギ紅葉通り(紅葉)、伝燈寺(紅葉&イチョウ)、甕津郡_掘業島(チカラシバ)、徳積島(葦)
アクティビティ
紅葉に覆われた世界を見るための登山道
仁川の秋は自然の色が変わる季節です。夏中は緑色だった世界が色とりどりの紅葉に移り変わり、秋の登山は紅葉を思う存分見られる機会です。南洞(ナムドン)区にある蘇莱(ソレ)山と富平(ブピョン)区にある元積(ウォンジョク)山は、初心者の登山客も簡単に登ることができる仁川の美しい山です。頂上に登ると仁川市内の風景も一望できます。昇鶴(スンハク)山にあるトゥルレキルは10月になると紅葉が絶景です。道を歩いていると、朝鮮時代の教育機関だった仁川郷校と朝鮮時代の行政官庁だった仁川都護府官衙を見ることができます。掘業島(クロプド)はトレッキングの聖地として有名な旅行路で、紅葉を見ながら歩くことができます。砂浜と干潟、海、山、森の風景を一度に観賞でき、トレッキングコースを歩いていると走り回って遊んでいる野生の鹿を見ることもできます。徳積島(トクジョクド)の有名な「西浦里(ソポリ)ウェルビーイング森林浴散策路」は、歩きながら深呼吸するだけで気分良くなる森林浴ができるトレッキングコースで、松の木が生い茂る森に歩きやすいようデッキを設置しています。徳積島には整備されたサイクリングロードもあり、一般人コースと中級コースに分けられます。
※ おすすめ : 南洞区_蘇莱山 / 富平区_元積山 / 西区_昇鶴山 トゥルレキル
/ 甕津郡_掘業島 トレッキング、徳積島 西浦里ウェルビーイング森林浴散策路(自転車道路)
宿泊
自然の懐に抱かれた秋の日の平和なキャンプ
仁川大公園の中にある「ノナドゥリキャンプ場」には、自家テントゾーン、モンゴルテントゾーン、ピクニックゾーンなどの区域があります。キャンプに必要なものはレンタルや購入が可能で、薪を購入して焚き火をすることもできます。キャンプ区域内では車が出入り禁止なので、安全にキャンプが楽しめます。「首都圏埋立地キャンプ場」はオートキャンプ、一般キャンプ、キャラバンキャンプ、露地キャンプ区域に分かれています。2020年にオープンし清潔感のある最新式施設で料金も安く、仁川市内近郊にあるので簡単にアクセス可能です。また、火鉢台を借りてキャンプファイヤーを楽しむこともでき、特別な思い出を作ることもできます。江華島(カンファド)にある「徳山(トクサン)国民余暇キャンプ場」は森の中にあって澄んだ空気を感じながらキャンプができる場所です。施設管理に気をつかっており、清潔なトイレやシャワー室などが利用できます。
掘業島(クロプド)「ケモリ丘」は「韓国バックパッキングの3大聖地」として知られています。「ケモリオンドク(丘)」から見る夜空の幻想的な天の川の風景は、一生忘れられない思い出になるでしょう。バックパッキングの道具がない場合、掘業島にある民宿を利用するのをおすすめします。徳積島(トクジョクド)にある「西浦里(ソポリ)オートキャンプ場」は旅客船に乗って1時間ほどで到着し、船に車を乗せて行くことができます。キャンプ場がある西浦里海岸では松林を散歩したり、綺麗に整備されたサイクリングコースもあります。
※ おすすめ : 南洞区_ノナドゥリキャンプ場 / 西区_首都圏埋立地キャンプ場 / 江華郡_徳山国民余暇キャンプ場
/ 甕津郡_ケモリ丘 バックパッキング、高氏民泊、西浦里オートキャンプ場
グルメ
秋が旬の韓国グルメ
「蘇莱浦口(ソレポグ)」は船が出入りし新鮮な水産物が販売されている代表的な水産市場で、旬のおいしい水産物が購入できます。秋になると旬のコノシロと大正海老が食べられ、特に焼いて食べるのがおすすめです。韓国人が好んで食べるスタミナ料理であるチュオタンは味が濃くぴりっと辛い料理です。「ヨルラッコルドジョウ村」にはドジョウ汁料理の専門店が集まっています。白菜、エゴマ、ジャガイモ、ニンニクなどが材料として使われ、麺とすいとんを加えることもあります。富平(ブピョン)区にはヘムルタン専門店が集まっている「富平ヘムルタン通り」があります。ここで韓国人が好む辛いスープが楽しめるヘムルタン、甘辛い味付けのヘムルチムに挑戦してみるのもおすすめです。
仁川西区庁の裏手には様々なメニューの料理が味わえる「マッコウルキル」があります。1970年代末から形成され始めた「トリミジャンオグイマウル」は、肉づきがよく栄養価が高く香ばしいうなぎ焼きが味わえる食堂があります。「外浦里(ウェポリ)ワタリガニ村」に行くと、ワタリガニを主材料にしたコッケタンやコッケチム、カンジャンケジャンなど、様々な料理が味わえます。
※ おすすめ : 南洞区_蘇莱浦口(コノシロ・大正海老焼き)、ヨルラッコルドジョウ村 / 富平区_富平ヘムルタン通り /
西区_マッコウルキル(飲食文化示範通り) / 江華_トリミジャンオグイマウル、外浦里ワタリガニ村 / 甕津郡_民泊
ショッピング&ナイトライフ
紅葉とともに夜景を眺めながら楽しむ仁川旅行
蘇莱浦口(ソレポグ)にある「蘇莱鉄橋」は1973年に開通した水仁(スイン)線で、仁川と水原(スウォン)を行き来していた小さな列車です。水仁線は1995年に運行が中断されましたが、蘇来鉄橋は再びリニューアルされました。元積(ウォンジョク)山は気軽に登山するのにぴったりな山で、午後遅くから山登りを始めれば秋の紅葉を眺められ、頂上からの夕暮れ風景も楽しめます。永宗(ヨンジョン)大橋の休憩所では夕日を観賞することができます。
休憩所の展望台からは永宗大橋と広々とした西海の風景が見られ、永宗大橋の休憩所には食堂やコンビニ、カフェ、永宗大橋の展示室などがあります。特に世界最大級の鉄材彫刻品としてギネスブックに登録された熊の形状をした高さ24mのフォーチュンベアを見ることができます。「江華(カンファ)文化財夜行」は江華島の文化財を中心に繰り広げられるお祭りです。「龍興宮(ヨンフングン)公園」、「高麗宮址」、「大韓聖公会江華聖堂周辺」で開催され、文化財と夜景、そして秋の夜の風景が調和して韓国の趣を感じることができます。
秋には空が澄んでいて掘業島(クロプド)と徳積島(トクジョクド)に行くと、夜に天の川が見られ、降り注ぐ星を観賞することもできます。
※ おすすめ : 南洞区_蘇莱鉄橋 / 富平区_元積山 夜間 登山/ 西区_永宗大橋(永宗大橋 休憩所) /
江華郡_江華文化財夜行 / 甕津郡_掘業島 天の川、徳積島 天の川