
「時間が止まった島」と呼ばれるほど時間が遅く流れていた喬桐島。ここは2014年に江華島と橋でつながってから活気を帯びるようになった。それまで人がほとんど足を踏み入れなかった分、ヴェールに包まれていた喬桐島の華蓋庭園が人々にどんな喜びと癒しをもたらすのか気にならないだろうか。

「時間が止まった島」と呼ばれるほど時間が遅く流れていた喬桐島。ここは2014年に江華島と橋でつながってから活気を帯びるようになった。それまで人がほとんど足を踏み入れなかった分、ヴェールに包まれていた喬桐島の華蓋庭園が人々にどんな喜びと癒しをもたらすのか気にならないだろうか。
#島旅行 #喬桐島 #地方庭園 #燕山君流刑地 #モノレール #展望台
喬桐島は三国時代から韓国戦争の時まで、海上および首都の防御において戦略的要衝であった。 それだけアクセスが容易ではなかったため、高麗時代から朝鮮時代にかけては王族や貴族の流刑地として利用されたりもした。 現在も島に入るには喬桐大橋のすぐ前の検問所でQRコードをスマートフォンに読み込ませ、臨時出入証を発行しなければならない。 普通と違った雰囲気なだけに、華蓋庭園はどれほど神秘的だろうかと楽しみになる。
華蓋山は喬桐島で最も高い山でその山に華蓋庭園がある。 華蓋山という名前は「山頂の形が釜の蓋をのせたようだ」として付けられた。 山頂から見える南と北の絶景をより多くの人に愛でてほしいという願いから、仁川初の地方庭園「華蓋庭園」が誕生した。
華蓋庭園の入口を入ると、様々な樹木や観賞用植物、低木類が迎えてくれる。 幾重にも積み重なった喬桐島の歴史と自然をテーマに5つの庭園が造成されている。
貯水池の植生が見られる水の庭園、朝鮮王朝第10代王・燕山君の流刑地と歴史に触れられる歴史・文化の庭園、韓国戦争で故郷に帰れなくなった人々のための思い出の庭園、5km先の故郷に今は帰れなくても未来に希望を託す平和の庭園、都市生活で疲れた心を癒してくれる樹木や植物でいっぱいの癒しの庭園。 彩り豊かな華蓋庭園が人だけでなく蝶や蜂も幸せにしてくれる。
庭園のあちこちには華蓋山に似た釜の蓋がいくつもある。釜の蓋の道を歩きながら様々な釜を見てみよう。釜の蓋の道に隠れている8つの釜の蓋にはQRコードが付いている。QRコードを6つ以上見つけて指定されたアプリで読み込むと、入口のチケット売り場で記念品がもらえるので、ぜひチャレンジしてみよう。釜の蓋の道以外に足つぼマッサージ遊歩道やぼんやりゾーンなどもあり、様々な楽しみ方ができる。
黄色いモノレールに乗って楽に展望台まで上がることもできる。モノレールは人気が高く、定員や運行時間が決まっているので事前にチェックしておこう。チェックしそこねて待ち時間が長くなっても、待つ間退屈しないだろう。モノレール乗り場の建物には様々な遊戯施設やレストラン、カフェ、屋上展望台があるので十分に楽しめる。
モノレールは山の屈曲に合わせてアップダウンがある。まるでアトラクションのように面白いので、ぜひ乗ってみることをおすすめする。モノレールでたどり着く頂上には華蓋山の展望台であるスカイウォークがある。
スカイウォークのデザインは、江華島のシンボルであるクロツラヘラサギがモチーフになっている。展望台の床は強化ガラスになっていて多少目がくらむが、顔を上げて前を見れば黄海道の延白平野が目の前に大パノラマで広がり、手が届きそうなくらい近くに感じられる。
スリル満点のスカイウォークを歩いてみると、南と北の全景が一望でき、感無量である。後ろ髪を引かれるようなら、展望台の奥にある屋内休憩スペースやベーカリーカフェで名残惜しさを紛らわせてみてはいかがだろうか。コーヒーを手に持ってテラスの椅子に座り、くつろいでいるうちにきっと心が安らいでいくはず。
パノラマの海が広がり緑豊かな華蓋庭園!そよ風と山鳥のさえずりに包まれ、心にはいつしか安らぎだけが残る。人がほとんど足を踏み入れなかった華蓋山は、今や多くの人で活気に満ちている。