海辺にそびえ立つ灯台がチカチカ点滅する様はどことなくロマンチック。波の音をBGMに、灯台を道しるべにゆっくり歩いていると、物語が果てしなく続くように感じられます。灯台デートにおすすめの仁川の有名な灯台をご紹介します。
延烏郞灯台(仁川港役務船防波堤灯台)
延烏郞灯台は沿岸埠頭防波堤の端にある赤い灯台です。1998年に初めて明かりを灯しました。色は真っ赤で腰の部分がくびれており、韓国の灯台の原型と言えるような外観です。正式名称は仁川港役務船防波堤灯台ですが、「延烏郞灯台」という別名の方がよく知られています。灯台の名前は『三国遺事』に出てくる「延烏郞細烏女説話」に由来しています。ある日、海辺で海藻を採っていた夫の延烏郞は、突然現れた岩に乗せられて日本に渡りました。細烏女は岩に上って夫を恋しがり、これに感動した天が細烏女も日本に連れていって夫婦は再会することができました。誰かが旅立ち、誰かが残される港で彼らを静かに見守る灯台にぴったりの説話ではないでしょうか。高さ14mの灯台からは仁川大橋と八尾島を取り囲む海がパノラマビューで望め、清々しい気分になります。
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住所
仁川広域市中区港洞7街82-11
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電話
+82-32-850-1400(仁川中区施設管理公団)
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運営時間
08:00~17:00
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利用料金
無料
仁川八尾島灯台
韓国最初の近代式灯台です。1903年に初めて明かりを灯して以来、100年にわたり仁川港に出入りする船舶の道しるべとなってきました。灯台の必要性が浮上したのは、1883年の仁川港開港後からです。外国の文物が韓国に押し寄せてきて船舶の運航が頻繁になり、それに伴って仁川港への途中にある八尾島に灯台が建てられました。これが八尾島灯台です。八尾島灯台は1950年9月の仁川上陸作戦当時、連合軍艦隊の仁川上陸を導き、韓国戦争の局面を一変させるのに貢献した価値を認められ、史跡に指定されました。高さ7.9mの「元祖」八尾島灯台の横には、2003年に新しく建てられた高さ26mの灯台がそびえ立っています。新しい八尾島灯台は船を案内するという本来の役割を果たすのはもちろん、灯台の歴史を紹介するジオラマ映像館、西海を見下ろせるハヌル(空)庭園展望台などがあり、八尾島の観光名所となっています。
- 住所仁川広域市中区パルミロ15
- 電話+82-32-831-4925(八尾島航路標識管理所)、+82-32-885-0001(八尾島遊覧船)
- 運営時間06:00~18:00(4~10月)、07:00~17:00(11~3月)
- 利用料金無料(八尾島遊覧船は大人35,000ウォン)
- ホームページ www.icjg.go.kr/tour/cths0102c11
延坪島灯台公園
延坪島南西端の丘にある灯台公園は、45年ぶりに明かりを灯した延坪島灯台を中心に歌碑や遊び場、スポーツ施設などを備えています。1960年3月に設置された高さ9.1mの白い灯台は、延坪島周辺で操業するイシモチ漁船の道案内をしました。灯台公園近くのイシモチ歴史館で紹介されているように、延坪島はイシモチ波市(魚がたくさん獲れる時期に海上で開かれる魚市)が盛況でした。10年以上漁船の道しるべとなっていた灯台は、1974年7月に消灯しました。灯台の明かりが北朝鮮スパイの海からの侵入に利用されるかもしれないという懸念からでした。1987年に灯台が閉鎖されると、一帯には灯台公園が造成され、訪問者が灯台の過去を思い出せるようにしました。灯台が再び点灯したのは2019年5月で、南北関係が緩和してからのことです。この灯台は現在、延坪島の南の海に向かって日の入りから日の出まで15秒に1回のペースで明かりを点滅させ、夜間操業する漁船の航海を助けています。
- 住所仁川広域市甕津郡延坪面延坪里
- 電話 +82-32-899-2210(甕津郡庁観光政策チーム)
- 運営時間 日の出~日の入り
- 利用料金 無料