韓国の夏は日本の夏と同様にとても暑いです。韓国では暑さをしのぐために冷麺(ネンミョン)、チョルミョン、メミルグクスなどの冷たい麺料理が発達しました。白翎島(ベクリョンド)式冷麺と甘辛いチョルミョンは仁川から始まったもので、仁川の夏の料理として欠かせません。韓国料理に馴染みのない観光客のために、そばに似た麺料理・メミルグクスのおすすめ店をご紹介します。
白翎麺屋
仁川では、南北分断以降故郷に帰れなくなった黄海道(ファンヘド)の失郷民たちが故郷に近い白翎島(ベクリョンド)に定着し、白翎島式冷麺(ネンミョン)が伝わるようになったといわれています。「白翎麺屋」は弥鄒忽(ミチュホル)区にある白翎面式冷麺専門店で、牛の尻の骨を24時間煮て作った冷たいだし汁を使用しています。水冷麺(ムルネンミョン)とビビン冷麺はもちろん「半冷麺(パンネンミョン)」という独特なメニューも販売しています。半冷麺は水冷麺にビビン冷麺のタレとごま油を入れた冷麺です。辛い料理が苦手な方は水冷麺や半冷麺に挑戦してみることをおすすめします。
チョルミョン:マンボク粉食
チョルミョンは冷たくてコシのある麺にコチュジャンや野菜などを入れて混ぜて食べる料理です。チョルミョンは1970年代に仁川で初めて誕生した麺料理で、冷麺を作る際に誤って太い麺を使用したことが始まりでした。仁川東区にある「マンボク粉食」は38年間秘法でチョルミョンを作っている仁川チョルミョンの有名店で、辛いものが苦手な日本人観光客も楽しめる甘辛い味が特徴です。冷たいチョルミョンと一緒なら夏を涼しく過ごすことができます。
チョンシルホンシル
モミルグクスは日本のそばに似た麺料理で、冷たい出汁にそばをつけて食べる料理です。好みに合わせて大根、ねぎ、酢などを出汁に入れることもできます。新浦洞(シンポドン)にあるチョンシルホンシルは1979年にオープンしたモミルグクス専門店で、朱安洞(チュアンドン)と九月洞(クウォルドン)に店舗があります。ここはモミルグクス、モミルビビングクス、モミルうどん、天ぷらうどんなどを販売しています。白翎島(ベクリョンド)式冷麺(ネンミョン)やチョルミョンに挑戦しづらい方にはこの冷たいモミルグクスがおすすめです。モミルグクスを食べれば蒸し暑い夏の旅行が涼しく感じられるでしょう。