最終修正日 : 2023.09.08   |  
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文字と文明の偉大なる旅路、国立世界文字博物館

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6月29日に開館した国立世界文字博物館は、世界に3ヵ所しかない文字が専門の博物館です。 2013年に訓民正音学会の建議によって企画されて以来、開館まで10年がかかりました。 地下1階、地上2階建ての国立世界文字博物館では、紀元前2100年頃から現代までの様々な文字に関する展示品を見ることができます。

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人類の偉大なる発明、文字

#国立世界文字博物館 #PAGES #文字 #楔形文字 #グーテンベルク

言葉は文字で記録されます。 記録された文字は歴史となり、歴史は文明の礎となります。 人類は、このように文字によって成長し発展してきました。 文字は、人類の最も偉大な発明です。

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国立世界文字博物館の観覧順路は、地下1階の常設展示室から始まります。 展示室の入口にそびえ立つ巨大な展示物は、キム・スンヨン作家の作品「バベルの塔」です。 言葉の限界を克服した文字との偉大な出会いの始まりを告げる作品として、まさにぴったりでしょう。

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常設展示室は、第1部と第2部に分かれています。 第1部「文字、道を開く」では、人類が使用してきた代表的な文字を、様々な展示物を通じて紹介しています。 粘土板にアシで刻まれた楔形文字や、ミイラを作る際に臓器を保存したカノプス壺に刻まれたエジプト文字があります。 アラム文字で記録されたコーランや、マヤ文字で記録されたドレスデン絵文書も印象的です。

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文字を作る目的と原理が知られている世界で唯一の文字であるハングルも、堂々と一角を占めています。「 訓盲正音」についての内容もぜひお見逃しなく。 「訓盲正音」は、インチョン(仁川)のカンファ(江華)で生まれたパク・ドゥソン(朴斗星)が、1926年に作った韓国で初めてのハングル点字です。 常設展示室には、目の不自由な方向けの触知・音声案内板が各所に設置されています。

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第2部「文字、文化をつくる」は、文字の偉大な力を紹介するコーナーです。 文字は、コミュニケーションを通じて力を得ます。人類のコミュニケーション革命は、印刷術による文字の大衆化に端を発します。 国立世界文字博物館を代表する所蔵品「グーテンベルク聖書のヨシュア記」は、グーテンベルクが発明した西洋発の金属活字で印刷された聖書です。

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互いに異なる文化圏同士では、翻訳によってコミュニケーションを行いました。 特に、翻訳された宗教書は、周辺地域に素早く広まりました。サンスクリット語のインドの仏経を漢字に翻訳した鳩摩羅什や、ラテン語聖書をドイツ語に翻訳したマルティン・ルターのような偉大な翻訳家がいたからこそ、それは可能でした。

文字を記録するための様々な媒体を紹介するスペースも興味を惹かれます。 媒体とは、文字を記録するためのモノや手段を指し、人類は泥、石、金属、骨、植物、樹木、革など、様々な材料を媒体として活用してきました。 これらの中で、今でもお馴染みの媒体は何と言っても紙です。

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様々な媒体が並ぶ展示物の前には、ナラヤムやペナーと呼ばれる筆記具も展示されています。 スタイラスであるナラヤムは、18~19世紀にインド南部やスリランカなどで使用されていた筆記具で、木の葉で作った貝葉を引っ搔いて文字を刻んだ道具です。 貝葉に刻まれた文字は、煤から作ったインクを乗せて黒く染めます。 ペナーは、ペンとインクを一体化して携帯できるようにした筆記具です。

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アラビア文字で装飾された器や五倫行実図のように、記録のための道具から芸術作品へと昇華された文字の変身も魅力的です。 常設展示のフィナーレは、絵から文字へと向かった人類が再び絵に戻るという歴史のパラドックスを表現した中国の作家・徐氷(Xu Bing)の作品「地書」が飾っています。

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常設展示室をもっと深く楽しみたいなら、展示解説サービスを活用するのも一つです。 専門の解説士から文字にまつわる興味深い話が聴ける展示解説サービスは、平日4回(10:30 14:00 15:00 16:00)、週末3回(10:30 14:00 16:00)行われています。 解説時間は1回当たり60分です。

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国立世界文字博物館の1階は、企画展示室、こども体験室、ミュージアムショップなどで構成されています。 企画展示室では、現在開館を記念して「長い文章に注意―文字の未来は?」展が開かれています。 11月19日までとなっている特別展は、無料で観覧できます。 こども体験室は、映像や遊具を通じて子どもたちに文字を分かりやすく説明する体験スペースです。 子どもたちが快適な環境で観覧できるように、入場者数が1回当たり30人に制限されています。 インターネットからの事前予約が必要です。観覧時間は10:00~16:40で、入場無料です。

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2階は屋外展示スペースとなっています。 みどりの芝生と曲線を描く白い壁が美しいこのスペースは、「PAGES」と名付けられている博物館を象徴する建物となっています。 巻物をモチーフにした建物の各所には、共鳴をテーマにしたオブジェ作品が隠れています。 絵のように美しい野外展示スペースをガラス張りの窓から観賞できるカフェテリアで、香りのいいコーヒーを片手にひと休みしてもいいでしょう。

  • 住所 仁川広域市延寿区セントラルロ217
  • 電話 +82-32-290-2000
  • 営業時間 10:00~17:00(1時間ごとに入場、1回当たり150人)、毎週月曜日、1月1日、旧正月・秋夕当日休館
  • 利用料金 無料
  • ホームページ www.mow.or.kr/kor/index.do
※上記の情報は、最初の登録日以降に変更される場合があります。旅の前に、必ず確認してからお越しください。